ニューフェイス デビュー…２月勝手連

第３テラスの前の土手に土筆が生き生きと背を伸ばしている。フキノトウと並んでまさにわが農園の春告げ草だ。
残念ながらママさんは、フキノトウだと嬉しそうにいそいそパスタを茹で始めるのだが、土筆だと態度が変わる。「袴を取るのが面倒」と摘みもしない。亭主にとってはおひたしも佃煮も縁がない。
それでもいすみに春は来た。
１１月末から始めていた５００本のブルーベリーの剪定もようやく終わりが近づいた２５日、２月の活動にと勝手連がやってきた。
そして今月のブログの画期的ともいえるトピックニュースは、勝手連の新しいメンバーとして豊田君が加わってくれたことの紹介である。
縁は異なものと言うがまったく…
長くなる話を端折れば、一昨年だったかモッチャンの陶芸仲間の女性がブルーベリーを摘みに当園へ。その女性から旦那が当園の話を聞き、仲間遊びの自由さやナチュラル志向の動き方に触発された感がある。また本人は老後の過ごし方に養蜂技術を身に着けたいようでぜひともと活動参加のリクエストがあった。齢６０才、身長１８０cm、体重１００kg越えの強靭な体躯。温厚な人柄…
すでに齢７０半ばを超え長年の活動で心身ともにいささかへたり気味の現メンバーにとってはまたとないヤングパワーである。ぜひぜひ働いてみてくださいと大歓迎。
「昨年夏の画像　向かって左からモッチャン、豊田君、チュンさん」実働はすでに昨年夏からであったが、亭主やパソコンの事情もあり紹介が延び々々になっていた。
そして毎年１２月から２月までは寒がりのチュンさんはお休み。今回はモッチャンと豊田君の二人で来訪。２泊３日の予定だから時間がない。昼食後すぐに活動開始。
勝手連としての今月の作業はモッコウバラのバックになる垣根の作り直し。前回造ったのはもう７~８年前になるか…竹が崩れるぐらい枯れた上に最近はキョンがくぐり抜けて来るみたい。剪定も一段落で気持ちに余裕ができ、気になっていた垣根をバラが茂る前に直したかった。竹は前庭から道を挟んだ川岸に生い茂っている。モッチャンには直径１０cm程度のなるべく長い竹を６本ほど探すよう頼んで任せる。鬱蒼と茂る竹藪のなかから太い竹を根元で切り表へ引っ張り出すのは結構な力仕事になる。重いし、枝がやぶの中で絡み合ってなかなか引っ張り出せないのだ。亭主も手伝いに入りやっとのことで本数をそろえる。くたくたである。一方豊田君は昼食後すぐに巣箱づくりの材料をそろえに亭主とカインズに直行。数種の杉板や釘、バーナーなどを購入して帰り制作に入る。蜜蝋やルアーはこちらに来る前に準備していた。
早速採寸、カットに入る。大型の電動ノコが威力を発揮。巣箱一箱分のカットを終え、組み立て位置を決めて本日は終了
二日目は朝から竹垣づくり。隣の高志さんとの間を分けている１０㎡程のモッコウバラの生垣。これが倒れこまぬよう括り付ける横の支えを石柱に縛り付ける作業だ。１本５～６mはある竹は結構重い。一人で持ち上げ、縛るのは大仕事になる。これを６本。３人で午前中を要した。
この間女性軍はジャガイモの植え付け。８０個ほどの男爵ときたあかりを植え付ける。男爵ときたあかり、同じようなものを２種植えるのはなぜなのか…亭主はメイクイーンもあったほうがと思うのだけど…
春真っ盛りのような暖かな日差し。風もない。いつもなら裏のテラスデッキでお茶タイムなのだが今日は玄関先の車止めでオープンテラス…なかなかいい気分。肉まん…ピーもおこぼれ狙いを兼ねて日向ぼっこ。そして午後から豊田君は巣箱の組み立て。モッチャンと亭主は農園のネット片づけ。これがまた大変な力仕事…記録はまとめて最終日で。
最終日。好天が続き動きやすい。豊田君は蜜蝋をドライヤーで溶かし巣箱の内側のすのこに塗り込む。この後組み立てた巣箱の外側をバーナーで焼き雨風に強くすればほぼ出来上がり。
一方モッチャンは亭主とテラス内のお役目の終わったネット類を回収。長年の累積が山のように集まった。皆これまで頑張って台風などで敗れたネットだ。廃品をどう再利用するか。ケチな亭主は簡単には廃棄しない。ママさんはニンニク、玉ねぎ、エンドウやソラマメへの施肥。天候に恵まれてほしい…晴天の中忙しかったけど実の多い勝手連活動となった。
巣箱完成!!垣根完成!!もうすぐモッコウバラとクレマチスが咲き乱れるはず…