65年ぶりの’s’ 来訪!!

唐突ですが、'S' エスと言う隠語ご存じですか…? 亭主と同世代の方たちだったら懐かしく思われるのでは?
ロミー・シュナイダー忘れられません…
久しぶりにウィキペディアで'S' の解説を開いた。【エスとは、特に戦前の、日本の少女・女学生同士の強い絆を描いた文学、または現実の友好関係。sisterの頭文字からきた隠語である】とあった。
こんな関係今ではなんというのか知らない。

ママさんの親友清水さんが初めていすみの農園を訪ねてくれた。
IMG_3112.JPGかって彼女とママさんは名古屋のお嬢様学校の高校生で、ママさんが一年後輩であったらしい。ママさんが同校の短大生であったころ「彼女は私のSなの!」と得意げに宣うておいでであった。
浪人中の亭主には何か清純な感じとまたちょっと隠微な妄想が頭の中を駆け巡っていたような記憶がある。
あれから65年ほど、二人は同じころ結婚し、専業主婦として亭主を助け、当たり前に出産、子育てに専心し、いささかのゆとりある生活の後、今では老々介護の課題に差し掛かっている。人生の大半、折に触れ互いに尊敬し、助け合い、励ましあっていた二人の交友関係は傍から見ても本当に良い宝物を手に入れていると喜んでいる。
そんな彼女が高齢でやや億劫になっていた遠距離外出、一大決心で重い腰を上げて遊びに来るという。ママさんはもう大はしゃぎである。2泊3日の全行程を旅行音痴が大歓迎ツアーとして全部企画し始めた。
亭主は添乗業務だけに徹することとにした。なにせ80過ぎの'S'ツアーなど気味が悪くてどう作っていいか見当もつかない。
1月17日昼、清水さんわかしおで大原到着。画像はないが数年ぶりの再会に二人は駆け寄り、改札口で情熱的にしっかりハグ🤗!! 先が思いやられた。
まずはお昼と、ママさんお気に入り岬のピザレストラン923へ…
IMG_3074.JPG冬のピザを2つとも発注。IMG_3077.JPGトマトクリームソースのピザIMG_3070.JPG季節のピザは2つとも正解。皆ご機嫌。IMG_3078.JPG食べかけの柿とクリームチーズ デザートピザは今回初登場。今回のヒット。小ぶりで洋菓子風なのは3枚目としては量の調整用にもぴったり。IMG_3075.JPG放っておけば話の終わらない二人、おなかもいっぱいになったことだしと、冬ざれた田園の景色を両側に見ながら一路自宅へ…そして荷物を片付け一休みしてまたすぐに二人を連れて近くの宿泊施設へ。
家から車で5分のところに山間の民家「ナナクニヤマMINKA」がある。1日一組だけの一棟貸しで、基本は素泊まり。食事は自炊あるいは出張料理をリクエストする方式。清潔な落ち着いた風情が人気の宿である。
IMG_3080.JPGIMG_3081.JPG暖炉が温かそう。IMG_3085.JPGご主人が使い方を案内してくださった。IMG_3086.JPGIMG_3082.JPG2泊3日、何十年ぶりかの二人だけの夜を過ごす。部屋の作りは女性好みのようで二人は気に入ったみたい。きっと積もる話にきりはなさそう。
二人を送り込んだ亭主は一人帰宅。フクトピーとでのびのび羽を伸ばす‼ 風呂に入らなくても怒られないのが最高~~~!!
翌朝8時過ぎ宿のご主人が二人をわが家まで送ってくださる。このご主人当園のブルーベリーをとても気に入ってくださって夏には必ずお買いに来られるし、宿泊客に摘み取り体験をご案内くださっているのでよくご存じなのだ。
朝食では亭主の淹れたコーヒーとレモンカードが高評価。ちょっとにやける。暖かな朝の農園を巡りながら、農園づくり、ブルーベリー、野菜やレモンづくり、イノシシやキョンのことで話が弾む。画像がないのが残念至極。
昼、我々の大切な日常外食圏大多喜町へ…。春のたけのこシーズンには大賑わいとなる道の駅「竹ゆらの里」で名産品等を楽しんだ後、今回はこれまたママさん御用達「手ぬぐい茶屋」と言うレストラン。IMG_3093.JPGIMG_3094.JPG和風洋食と言うか洋風和食と言うかごちゃまぜみたいなメニューが面白い。料理もさることながらママさんがお気に入りなのはそのたたずまいと室内の造り。太い柱のがっしりした古民家のなかを様々な家具や置物などでモダンにまたセンス良く整えてある。広さのわりに席数も少なくゆったりと楽しめる。IMG_3090.JPG彼女にはランチセット、我々は揚げ餅のおろし和え。素直でおいしい。IMG_3092.JPG帰路いつものいちご農家「615」で黒イチゴをゲット。これもこのあたりの逸品。IMG_3104.JPG
だらだらと長くなるので紀行報告はこの辺で。
翌朝、ナナクニヤマに二人を迎えに。お世話になったご夫婦と記念撮影。素敵なお二人である。IMG_3103.JPG
お昼は拙宅でママさんの菜の花のパスタ。デザートはもちろん黒イチゴ。IMG_3107.JPG
またまた盛大に別れを惜しみつつお昼過ぎのわかしおでご帰還となった。
ピーとフクはやや閉口気味だったか…IMG_3098.JPGIMG_3088.JPG


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